映画『スプリット』でハゲ頭”ジェームズ・マカヴォイ”が復活!!

投稿者: | 2017年5月17日

こんにちは。
ブログ運営者のKITです。

以前、映画「X-MENシリーズ 」に関する記事を書かせて頂きましたが、今まさにあのキャストが出演する最新映画が公開になりましたので、紹介したいと思います。今CMで異様な雰囲気を漂わせるあの映画です・・・。
公開されている作品となりますので、既に観てしまったという方に向けてではなく、どちらかと言うと私のように「これから観よう」「気になっている」という方はぜひ読んで頂き、そのまま劇場に足を運びましょう!!



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エグゼビアことジェームズ・マカヴォイ主演のサイコスリラー映画

X-MENに登場する人物の中でも、ローガン(ウルヴァリン)と並ぶ存在感を示す人物がいます。チャールズ・エグゼビア(プロフェッサーX)です。それを演じるのが、本日紹介する映画『スプリット』で主演を務めるジェームズ・マカヴォイです。”ハゲ頭”の俳優として有名な・・・ではなく、映画「ナルニア国物語/第1障:ライオンと魔女」を境に、人気俳優の仲間入りを果たしたマカヴォイが、今回挑んだ役は解離性同一性障害という障害をもつ“23+1人格を持つ男”です。(+1としている意味については、あらすじを読めばお分かり頂けると思います。)そしてこの作品の脚本を務めたのは、これまで映画「シックス・センス」などのサイコスリラー映画を手掛けたM・ナイト・シャラマンです。この注目の二人が作り上げる、全米3週連続No.1に輝いた映画の魅力について調べてみました。

あらすじ

友人のバースデーパーティーの帰り、女子高生3人は車に乗り込みます。すると見知らぬ男が突然乗り込んできました。そして女子高生3人を催眠ガスで眠らせ、とある場所に連れ去ります。そこは、見知らぬ密室。目が覚めた女子高生の元に現れたのは、先程連れ去った人間と同じ顔をした、全くの別人だったのです。なんと、驚異の“23人格”を持つ男だったのです。次々に人格を入れ替え、女子高生達に恐怖を味わせ、遂に24人格目が・・・。果たして、女子高生3人はどうなってしまうのでしょうか!?

「解離性同一性障害(DID)」を抱えた男が主人公

この作品で一際目を惹くのは、なんと言っても23人格の男。その人格は大人から子供、そして女にまで肉体ごと入れ替わってしまう、「解離性同一性障害(Dissociative Identity Disorder:DID)」という障害を抱えた男が主人公です。
私のように何も知らない健常者からすると、そのアイデアの斬新さに惹かれ、興味を持たれる方が多いでしょう。私もこの記事を書くまでは、障害の名前すら聞いたことが無いほど、世界的にもあまり認知されていない障害です。さすがに23人格とまではいきませんが、多重人格者の方は意外と少なくないようです。

では、実際にこの障害と関わっている当事者の方は、どのような見方をするのでしょう。

本当に少しだけですが、この映画をきっかけに「解離性同一性障害」について調べてみたところ、「みずたま研究所」というDID当事者の方が書いているサイトを発見しました。その方は映画『スプリット』に強い興味を示されており、実際に作品を観に行かれたそうです。その時の感想を、いくつか引用させて頂きました。

まったくの健常者と、トラウマ的なものが多少理解できる人では、たぶん感想がまるで違う。評価のすごく分かれる映画だと思う。

普通の人から見たら「役者だから当たり前」かもしれないけど、他の子の発声方法がわからない自分からしたら、「なんで一人だけでこうも違えるの?」と、役者魂みたいなモノに感動できた。

「精神障害者」の在り方への問題提起的な部分があるとも感じられた。
(出典:【即レポ】映画「スプリット」をDID当事者が見てきた感想)

このような感想を述べられていました。

実際に劇場に足を運ばれ観に行かれた人の中に、主人公と同じ障害を抱えている方がいるかもしれないと考えた方は、恐らくいないでしょう。しかし現実として、実際にこのサイト主さんは皆さんと同じ会場で、皆さんとは異なる視点でこの映画を観られています。つまり、まだあまり認知されていない障害とは言え、実はすごく身近なものなのかもしれません。
映画はそもそもが楽しむものなので、構える必要は全くないと思いますが、ただ楽しむだけでなくこの障害について理解を深めるきっかけとするのも、この映画が作られた理由だと私は思いました。

実態とオリジナリティを見事に融合させたシャラマン

上記に記載したように、当事者の方が観ても違和感ない世界観を、脚本家シャラマンは見事に作り上げました。しかし何故、当事者でもない彼がこれだけリアルな世界観を作り上げることが出来たのでしょうか?

実はこの映画の構想は17年前ぐらい考えており、脚本を書く前に色々と下調べをしていたようです。きっかけはシャラマン自身がこの「解離性同一性障害」に興味を持ったことが始まりでした。そして、いざ脚本を書くとなると、彼は実際にこの障害を抱えた患者を診察している精神科医の先生にインタビューを行ないました。あくまで、この映画の内容は伝えることなく。
日本の医療ドラマなどでは、リアルさを追求するために実際に現場で働く医者を撮影現場まで呼び、アドバイスを受けるという話を耳にしますが、敢えてシャラマンは障害の実態だけを聞き、後は自分の脚本家としての想像力を働かせこの作品を作り上げました。これにはシャラマンなりの気遣いがあったことも事実ですが、もう一つ重要な拘りがありました。
それは、映画を観に来た観客を”受け身”ではなく、”参加型”にしたかったことです。作品としての完成度を上げるのあれば、現場に精神科医の先生を呼び、俳優に対して直接アドバイスをすることも手段としてはあったでしょう。その方が、世間からの評判も良く称賛を受ける作品に仕上がる可能性は高まると思います。しかしシャラマンは敢えてそれをせず、『未完成にすることで観客の想像力を掻き立て、参加型で映画を楽しめるようにする』ことに拘りました。
結果それが功を奏し、全米3週連続No.1という記録を打ち立て、日本でも注目を集めているというわけです。
また、観客を参加型にするもう一つの工夫として、限られた空間の中で撮影を行いました。密室という閉ざされた空間以外で起きている出来事は、観客の想像力まかせにすることで、より参加型で観ることができるというわけです。

これまで批判も受けることも多かったシャラマンですが、常に自分の信念を貫き、最後には結果を出すというスタンスは、一人の人間として尊敬に値しますし、非常に好感が持てました。そんな彼の想いが詰まった作品ならぜひ観てみたいと、心から思います。

困難な役を見事やってのけたマカヴォイ

そして、映画の主人公を演じるジェームズ・マカヴォイ。これまで誰も挑んだことがない、たった一人で多数の役をこなす荒技を見事成し遂げました。その演技はDID当事者の方ですらも唸らせるほど。そして、製作に関わったスタッフからも「異常なくらいのパフォーマンスだった」と大絶賛。敢えて「演技」ではなく「パフォーマンス」と表現しているのは、マカヴォイに対する尊敬の意の表れかもしれません。

しかしマカヴォイ自身、この領域に至るのは簡単なことではありませんでした。ユニークな役を演じることに喜びを感じると共に、困難な役であることも分かっていたマカヴォイですが、実際に演じてみることでさらにその難しさを痛感します。そして、納得いく演技ができない自分自身に対するフラストレーションの表れか、壁を殴って手を骨折してしまったようです。プロフェッショナルとしてはいかがなものかと思いますが、世界で活躍する俳優ですらも悩ませるこの役を、最後までやってのけたマカヴォイの役者魂には惚れ惚れします。この作品がヒットすれば、より多くの作品でマカヴォイの活躍が観れると思うと嬉しくなりますね。

今ではマカヴォイのトレードマークとなった「ハゲ頭」はシャラマンの想像をより掻き立てる材料になったとのことです。シャラマンとマカヴォイが出会ったのは、丁度「X-MEN」の撮影を終えたばかりで、ほんの少し髪の毛が生えている程度でした。それを見てシャラマンはそれぞれの人格に対し、カツラを被らせるか迷ったそうですが、敢えて顔の演技だけでそれぞれの人格を表現することに面白みを見出しました。大当たりでしょうね。あの「ハゲ頭」だからこそ生み出される不気味さは、非常に興味を惹かれる絵面になっています。

最後に、出演したマカヴォイ自身も「ハゲ頭シリーズの代表作になった(笑)」とジョークを飛ばしていたそうです。

 

まとめ

映画『スプリット』について、少しだけ細かい裏話的なものを纏めてみました。何度かこのような記事を書いたことがありますが、知って観るのと、知らずに観るのでは全く異なる見え方になるでしょう。もし私がこの映画を観ることができれば、「解離性同一性障害」を抱える主人公の微妙な変化に、他の人よりも少しでも多く気付けるよう、集中してみようと思います。

それでは、本日はここまで!ばーい!(^^)!

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