映画『ジャッジ/裁かれる判事』のあらすじと感想♪究極の感動サスペンス!!(ネタバレあり)

投稿者: | 2017年9月4日

こんにちは。
ブログ運営者のKITです。

今回紹介する映画『ジャッジ/裁かれる判事』は、2015年1月に公開された“法廷サスペンス映画”です。”法廷サスペンス映画”と聞くと、全体的にシリアスな雰囲気で堅苦しい展開をイメージされる方もいるかもしれませんが、ずばりその通りです。しかしそれだけではないのが、この作品の魅力です。タイトルからは全く想像できない、超感動的で心温まる展開となっています。私自身、これまでそこそこの数のサスペンス映画を観てきたつもりですが、映画『ジャッジ/裁かれる判事』は間違いなく歴史に残る名作であり、自信を持って皆さんにおすすめできる素晴らしい映画です!!

それでは早速、映画『ジャッジ/裁かれる判事』の「あらすじ」と「感想」を紹介していきましょう。



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監督/キャスト

監督

  • デイビッド・ドブキン

キャスト

  • ロバート・ダウニー Jr.(ハンク・パーマー役:三兄弟の二男・弁護士)
  • ロバート・デュバル(ジョセフ・パーマー役:ハンクの父親・判事)
  • ベラ・ファーミガ(サマンサ・パウエル役:ハンクの元恋人)
  • ビンセント・ドノフリオ(グレン・パーマー役:三兄弟の長男・自動車整備士)
  • ビリー・ボブ・ソーントン(ドワイト・ディッカム役:敏腕検察官)

あらすじ

“金で動くやり手弁護士”のハンク・パーマー(ロバート・ダウニー Jr.)は、今まさに裁判の真っ最中でした。そこへ突然、兄グレンから一本の電話が入りました。なんとその電話は母親が亡くなったという連絡でした。それを聞いたハンクは、裁判長に裁判の延期を伝え故郷に帰ることにしました。

ハンクにとっては20年振りの帰郷です。その理由は、父親であるジョセフとの「親子関係の悪化」でした。
ジョセフは42年間もの長い間、小さな田舎町で”判事”を務め、多くの事件の判決を下してきました。職業柄、プライドが高く頑固な性格で、ハンクとそっくりな性格をしていました。そのジョセフとハンクは、昔起きたあることがきっかけで絶縁状態となっていたのです。とは言え、今回ばかりは「母親の死」ということもあり、さすがのハンクも帰郷せざる負えませんでした。

しかしこの久しぶりの帰郷がきっかけで、絶縁状態だったジョセフとハンクの距離は大きく縮まることになります。

母親の葬儀を終えた日の夜、町である事件が発生します。自動車による「ひき逃げ事故」です。ひかれたのはマーク・ブラック・ウェルという男でした。マークはこの事故で命を落とし、殺人事件として捜査が進むことになりました。その捜査の過程で、犯人として名前が浮上したのが判事であるジョセフでした。事故当日、現場付近でジョセフが乗る車が目撃されていたことと、車に付いていた血痕がマークの血液と完全に一致したからです。

さらにジョセフが疑われた理由が、もう一つありました。
実は、死んだマークは過去に事件を起こし警察に逮捕された経験があり、その事件の判事を務めたのがジョセフでした。しかし、後に明かされるジョセフの個人的な理由から「更生の余地あり」と見なされ、たった”30日間の実刑”という軽い刑に処されることになりました。しかし、刑期を終えたマークは出所して間もなく殺人事件を起こしてしまうのです。ジョセフはそんなマークを許せず、ずっと憎んでいました。

これらのことから、警察はジョセフがマークを自分の意志でひき殺すには十分な動機があるとして連行されてしまいました。母親の葬儀を終え帰路についていたハンクですが、突然掛かってきた兄グレンからの電話でその事実を知り、嫌々ながら再び町に戻っていくのでした。

ジョセフ自身、事故の記憶はありませんでしたが、検察官による予備審査にかけられることになりました。この審査の結果次第では、裁判にかけられることになるため、何としても無罪判決を獲得する必要があったのです。そこで立ち上がったのがジョセフの息子であり、絶縁状態まっただ中の弁護士ハンクでした。いくら絶縁状態とは言え、父親であり判事であるジョセフが殺人事件を起こすとは考えられなかったのです。

しかしハンクの申し出も虚しく、ジョセフは別の弁護士を雇いました。ところが、この口だけの弁護士は全く役に立たず、予備審査は惨敗。陪審員による裁判にかけられることが決定し、ジョセフは後が無くなってしまいました。窮地に立たされたジョセフは、遂に息子ハンクを弁護人にすることを決意します。ハンクも父親を犯罪者にするわけにはいかないという強い意志を持って、本気で挑む覚悟です。裁判の相手は敏腕検察官ドワイト・ディッカム。無罪を勝ち取ることに執念を燃やすハンクに対して、ドワイトは真実のみを追い求める人物です。

ハンクが無罪を勝ち取るための突破口は、ジョセフの記憶がないこと。これはハンクが情報収収集している過程で判明したことですが、実はジョセフは癌を患っており、現在医師による医療を受けている最中でした。その副作用として、意識がもうろうとし、一部の記憶を失ってしまっている可能性があったのです。これを裁判のネタとして使えば、最悪の場合罪を軽くすることができる、そう考えたのでした。

果たしてジョセフとハンクは、裁判に勝利し無実を勝ち取ることができるのでしょうか!?

感想

「アカデミー賞助演男優賞」にノミネートされた”ロバート・デュバル”の演技がぱない!!

映画『ジャッジ/裁かれる判事』にはロバート・デュバル以外にも、魅力あるキャストが多数出演しています。

  • 一人目:ロバート・ダウニー Jr.(主人公 ハンク・パーマー役)

    マーベルシリーズ「アイアンマン」を始め、最新作公開を控え注目を集めている新作「アベンジャーズ」ではリーダー的存在を務めています。過去には、フォーブス誌が発表する「最も稼いだ俳優」のトップ1に2年連続で輝くなど、俳優として輝かしい道を歩んできました。

  • 二人目:ベラ・ファーミガ(ヒロイン サマンサ・パウエル役)

    映画「マイレージ、マイライフ」でアカデミー賞助演女優賞、ゴールデングローブ賞最優秀助演女優賞にノミネートされるなど、数多くの賞を受賞した経験があります。また、俳優業だけでなく監督業も務めた経験を持ちます。

  • 三人目:ビリー・ボブ・トーンソン(敏腕検察官 ドワイト・ディッカム役)

    ベラ・ファーミガ同様に、俳優業だけでなく、監督や脚本、ミュージシャンなどマルチな才能を発揮し、ハリウッドでも非常に注目度が高い俳優です。

これだけのキャストと共演しながらも、“歴代最高齢でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされる”という歴史に名を刻む偉業を成し遂げた大ベテランのロバート・デュバル。本作品が公開された時、デュバルは既に83歳でした。普通の83歳というのは、仕事も現役を離れ、運動能力や判断力、記憶力など様々な身体機能の低下が目に見えて発生し、外を出歩くのも苦痛に感じてしまう方もいるようなイメージがあります。

一方デュバルはどうでしょうか。
年齢を感じさせないパワー溢れる迫真の演技で多くの観客を魅了し、最後にはアカデミー賞主演男優賞にノミネートされるという偉業を、見事成し遂げました。こんな83歳は世界中どこを探しても、この人しかいないのではないでしょうか。実際に映画を観た私も、デュバルの演技には惚れ惚れしました。大ベテランならではの”安定感”と”ナチュラルさ”、そして”重厚感”。これまで色々な経験を積んできた者にしか出せない、特別な”オーラ”すら感じました。これまでデュバルが出演する映画を一度も観ていなくも、間違いなく目に止まってしまう俳優です。

他のサスペンス映画とは異なる「大どんでん返し」の展開

サスペンス映画の醍醐味と言えば、物語終盤に待ち受ける「大どんでん返し」の展開ですが、もちろん本作品にもあります。ところが、作品自体がサスペンスよりもヒューマンドラマの色が強いせいか、他のサスペンス映画とはかなり雰囲気が異なる展開でした。

今回のような事件ネタのサスペンス映画の場合、定番の展開と言えば、物語の序盤から終盤に隠されたヒントを頼りに犯人を予想するも、最後にはその予想を見事に裏切る真犯人が現れると言ったような驚きの展開です。しかし映画『ジャッジ/裁かれる判事』は、展開的には真逆です。「自動車ひき逃げ事故」発生直後から、ほぼ犯人で間違いないであろう判事のジョセフが容疑者となり、そのまま裁判へ突入。もしもここから定番の展開を迎えるのであれば、犯人で確定的なジョセフの前に新たな真犯人が現れ、ジョセフは無罪に終わるというのがベタな気がしますが、本作品はここからまさかの展開を見せてくれます。

なんと息子ハンクの弁護のお陰で無罪を掴みかけていたにも関わらず、被告人ジョセフ自ら罪を認めるような発言をし、有罪判決が下るという展開でした。裁判の途中から、何となくそんな結末を迎えるのではないかという予感はしていましたが、それが見事に的中してしまいました。出来ることならそうなってほしくないという想いがあったため、有罪判決が下った時はとてもショックを受けました。

これまで、あまりヒューマンドラマ系の映画を観て来なかったこともありますが、今回の展開はこれまでのサスペンス映画にはない“新鮮さ”がありました。そして、感動も味わうことができました。これからもこういう作品は積極的に観ていこうと思います。

絶縁状態だった不器用な親子2人が本当に理解し合える最後の”数秒間”は涙必須

本作品は約20年間絶縁状態だった親子2人が、とある事件で父親が容疑者になったのをきっかけに、徐々にお互いを理解し合い「親子の絆」を取り戻していく物語です。父ジョセフと息子ハンクはそっくりな性格をしており、お互い不器用です。本当は相手を認め感謝しているにも関わらず、それを声に出して直接相手に伝えようとしないため、中々2人の距離は縮まりません。映画を観ている観客も思わずイライラしてしまうでしょう(笑)

しかし、ようやく2人が理解し合える瞬間が訪れます。なんと、その瞬間が訪れるのは癌が悪化したジョセフが死ぬ直前の”たった数秒間”だけなのです。裁判に負け、有罪判決を受けたジョセフは刑務所に暫く監禁されますが、数ヵ月後に釈放されハンクが迎えにきます。その後2人は、久しぶりにボートに乗って釣りに行きます。ここで、いよいよ待ち望んだ瞬間が訪れます。命が尽きようとしているジョセフが最後に喋った言葉は「一番孫尊敬する弁護士はお前だ」でした。それを伝えた直後にジョセフはボートの上で命を引き取ってしまいます。このジョセフが喋った数秒間の言葉で、ようやく二人は理解し合うことが出来たのです。観客は涙必須です!!

最後に息子に本音を打ち明け、そのまま命を引き取ったジョセフに対する悲しみはもちろんですが、それ以上に悲しいのはハンクからはジョセフに対して何も伝えられなかったことです。本当はハンクもジョセフと同じように、父親として尊敬していることを打ち明けたかったに違いありませんが、それを伝えられずに父親を亡くしたハンクを思うと、とても他人事ではないなと感じました。日頃から両親には感謝の気持ちを伝えるようにしているつもりですが、まだまだ足りない気がします。私もハンクのような後悔はしないように、両親がまだ元気な内に尊敬の気持ちや、感謝の気持ちを伝えていこうと思います。

映画全体の雰囲気を和らげる”おふざけ要素”もあります

先程からお伝えしているように、映画『ジャッジ/裁かれる判事』は全体的にシリアスで堅苦しい雰囲気がありながらも、感動する話です。しかし、それではロバート・ダウニー Jr.が主演である必要性はあまり感じません。彼が出演しているからには、ちょっとした“おふざけ要素”がほしいところです。

では実際の作品はどうかと言うと・・・ちゃんとありました。しかも、おふざけの内容がかなりアダルト向け(笑)現実世界で起きたら間違いなく裁判沙汰でしょうね。弁護士であるハンクとしては、絶対に起こしたくなかった失態です。
それは、子持ちの既婚者であるハンクに、実は別の女性との間に生まれた娘がいたというもの。それだけではありません。なんとその血の繋がった自分の娘と酔った勢いでディープキスを交わし、危うく一線を越えるところまでいってしまうです。その時ハンク自身、その若い女性が自分の娘だとは知らないので罪には問われない気もしますが、後々、元恋人だった「サマンサ」からその事実を明かされた瞬間のハンクの表情は、今でも忘れられません(笑)

こういった少し“おふざけ要素”があると、映画全体が非常に和むような気がして良いですね。そのお陰で、観客としても時折リラックスできますしね。

ハンクのキャラクター設定がトミー・スタークそっくり!?

この作品で唯一、期待していたものと違ったものを挙げるとすれば、主人公ハンクのキャラクターです。
“マーベル”でも”ヒーロー”でも”アクション”でも”CG”でもない、“法廷サスペンス映画”という全く別の世界観にも関わらず、主人公ハンクのキャラクター設定は何となく、アベンジャーズのトミー・スタークと似ている点が多いと感じました。

例えば・・・。

  • 金持ち。
    (ハンクは大学を主席で卒業した”やり手”弁護士、トミーは世界的に有名な科学者)
  • 車がオープンカー。
  • スーツにサングラス。
    (このスタイルは、もはやロバート・ダウニー Jr.を象徴する格好ですね)
  • プライド高い。
  • 変わり者。
  • 不器用な性格。

ぱっと挙げても、これだけの共通点があります。おまけに演じている俳優が一緒となれば、キャラクター設定が同じに見えても仕方ありませんね。

もしも、あなたがこの映画に「トミー・スターク」とは別のロバート・ダウニー Jr.を見れることを期待しているのであれば、そこはあまり期待に副わないと思っていて下さい。

まとめ

今回紹介した映画『ジャッジ/裁かれる判事』はたまたま私が良く利用しているツタヤで、サスペンス映画のおすすめ作品の4位となっていたものでした。普段はあまりランキングとか気にしないのですが、知らない映画に手を出すなら案外信用できるかもしれないと感じました。
私ももっともっといろいろな映画を観て、皆さんに私オリジナルのランキングをお届けできるようになりたいです!!

それでは、今日はここまで!ばーい!(^^)!

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