映画『SE7EN』のあらすじと感想!!後味の悪さは”天下一品”です・・・

投稿者: | 2017年9月7日

こんにちは。
ブログ運営者のKITです。

今回紹介する映画は、20年以上も前に公開された映画『SE7EN』です。
モーガン・フリーマンとブラッド・ピットという“年の差俳優2人”がタッグを組んで、ある猟奇殺人事件の犯人を追う物語です。映像然り、音楽然り、脚本然り、演出然り、全てが完璧にダークな世界観で統一されており、終始、緊張感ただようミステリー映画です。当時、全米では4週連続で興行収入ランキング1位を獲得した大ヒット作品で、”ミステリー”や”サスペンス”好きな方であれば、知らないと恥ずかしいですよ!!

それでは早速、映画『SE7EN』の「あらすじ」と「感想」を紹介していきましょう。



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監督/キャスト

監督

  • デヴィッド・フィンチャー

キャスト

  • ブラッド・ピット(デヴィッド・ミルズ刑事)
  • モーガン・フリーマン(ウィリアム・サマセット部長刑事)
  • グウィネス・パルトロー(トレイシー・ミルズ)
  • ケヴィン・スペイシー(ジョン・ドゥ)

あらすじ

雨が降り続くとある街で発生した殺人事件現場に、定年を間近に控えたベテラン刑事のサマセット(モーガン・フリーマン)はいました。そこへ定年後のサマセットの後任となる予定の若手刑事ミルズ(ブラッド・ピット)が挨拶にきました。彼はとにかくやる気に満ち溢れており、殺人事件の謎を解決することに執念を燃やしていました。

翌日、新たな殺人事件現場に赴いたサマセットとミルズが異様な光景を目にします。見るからに太った男が両手足を拘束されたまま、スパゲッティに顔を突っ込んだまま死んでいたのです。検死の結果、12時間以上に渡って永遠とスパゲッティを食べさせられ挙句、腹部を蹴られたことによる内臓破裂が原因だろうとのことでした。この不可解な事件の捜査に当たったサマセットは、「これは、定年前にする仕事じゃない(連続性があり、とても定年までの7日間で解決できる事件ではない)」と思いました。しかし、上司命令によりサマセットは捜査を続けることになりました。

さらに翌日、別の殺人事件が発生します。ミルズは現場に向かいます。
そこはとある弁護士事務所。被害者はグールド弁護士。意地汚い仕事をすることで知られていました。そんな被害者への制裁として、犯人はグールド弁護士に自分の腹のぜい肉を1ポンド切り落とすように命じていました。グールドはそれを実行したようですが、そのまま力尽きて死んでいました。現場には、被害者の血で”GREED(強欲)”と書かれていました。

その頃、サマセットは先日発生した殺人事件現場に来ていました。そして、事件解決の新たな手掛かりを発見するのです。なんと冷蔵庫の後ろの壁に文字が書かれていたのです。文字は”GLUTTONY(暴食)”。この殺人事件はキリスト教の「七つの大罪」に見立てた連続殺人事件だったのです。そう確信したサマセットはその足で図書館に行き、ある書物のページをコピーしていました。そして、そのページをミルズに託したのです。そして、ミルズもこの「七つの大罪」について知るのでした。

その後も「七つの大罪」にまつわる殺人事件が続きます。そこでサマセットは事件解決のために、長年のキャリアを生かした裏捜査を行います。犯人が「七つの大罪」をテーマにしていることから、それにまつわる書籍のタイトルを洗い出し、FBI捜査官に閲覧履歴を追跡させたのです。その結果、ある人物に辿りつきます。名前はジョン・ドゥ。とあるアパートに住んでいる住民でした。サマセットとミルズはひとまず、このジョン・ドゥの元を訪ね聞き込みを行おうと考えました。

しかしこの訪問を引き金に、事件は一気に展開し始めます。
果たして、サマセットとミルズは無事に犯人を探し出し、この猟奇殺人事件に終止符を打つことはできるのでしょうか!?
その結末はとても残酷で、後味の悪いものでした・・・。

感想

“画質さえ良ければ”とても1900年代に作られた映画とは思えないクオリティ

私が映画『SE7EN』を観たのは、ほんとつい最近の話なのですが、考えてみると1995年の公開から20年以上も経過している作品なんですよね。信じられません。その証拠に私自身、1900年代に作られたものと知ったのは映画を観終わった後でした・・・。見事に、監督デヴィッド・フィンチャーの術中にハマってしまったわけです(笑)

「さすがに1900年代に作られた作品なら、気づくでしょ!!」と思ったあなた。そう思うなら、ぜひ一度ブルーレイ以上の高画質で観てみて下さい。全く違和感を感じることなく、まるで数年前に公開されたかのような感覚で最後まで観れることでしょう。
※この記事を読んだことが忘れて下さい・・・。

ここで“画質さえ良ければ”と敢えて言及しているのには理由があります。恐らく通常のDVD画質では、あまりにも古ぼけた哀愁漂う映像で、一発で1900年代の映画だと分かってしまうからです。そこは大前提でお願いします。
それ以外の要素は、映画公開から20年以上経過した今と殆ど変わりません。主演のモーガン・フリーマン、ブラッド・ピットの容姿的な部分はもちろん、“アクションシーン”“死体のリアルさ”、映画の世界観作りには欠かせない“サウンド”“映像の特殊加工”など。これら全て、違和感なく楽しむことができました。

これは、あまり特殊効果を必要としない“ミステリー”というジャンルの良さであり、監督デヴィッド・フィンチャーとスタッフの力の結集です!!まさに「不朽の名作」と呼ぶに相応しい映画だと感じました。

若手刑事”ミルズ”とベテラン刑事”サマセット”の上司部下の関係

この物語の中心人物である若手刑事”ミルズ”とベテラン刑事”サマセット”ですが、この二人の上司部下の関係は見ていて非常に魅力的に感じました。何よりも、上司であるサマセットの“寛大さ”が半端じゃありません。部下のミルズは仕事に対する熱意だけは立派なものですが、社会人として最低限必要なものが色々欠けている気がします。特に礼儀礼節が全くなっていません。ミルズの設定年齢が何歳か分かりませんが、既婚者でまだ子供がいないとなると、恐らく30歳前後でしょう。それに対してサマセットは、定年間近であることから60歳を過ぎた大ベテランであることが分かります。

普通であれば、自分の倍は生きている上司に対してビビッてしまって、自分の言いたいことなんて一切言えないほうが多いのではないでしょうか?しかしミルズは一切物怖じせず、むしろサマセットが自分の捜査の邪魔者であるかのような接し方をするのです。第三者目線で見ていると失礼極まりない発言・行動ですが、犯人を捕まえたいという強い気持ちが起こす行動力は、ビジネスマンとして見習うべき点があるなと感じました。

物語全体を通して、ミルズの失礼極まりない発言・行動は多々見掛けますが、サマセットは一切どやしたりしません。むしろ自分に向かってくる若者を、まるで自分の息子のように態度で受け止めます。もちろん、ミルズが警察として有るまじき行為(民家の捜査許可が下りていないにも関わらず、玄関を蹴破り突入した時)はちゃんと説教します。そして次第に、2人の距離は縮まり、最終的にはミルズの奥さんも交えた食事を交わすします。まるで“親子”のような関係でした。
捜査に疲れた2人が身体を寄せ合いソファで爆睡している姿は、思わず見ているこっちが微笑んでしまうような温かみ溢れるシーンでした。

単なるミステリー映画としてだけでなく、ミルズとサマセットの人間模様にも注目しみると、さらに楽しむことができますよ!!

映画『SE7EN』には”和製バージョン”が存在した!?

※これは公式の情報ではなく、ファンの間で囁かれている話となります。

実は映画『SE7EN』には、“和製バージョン”が存在すると囁かれています。その映画とは小栗旬主演の『ミュージアム』です。なぜ「ミュージアム」が”和製バージョン”と呼ばれているかと言うと、どちらも猟奇殺人鬼による“見立て殺人”が行われるからなんです。

改めて、それぞれがどのような”見立て殺人”を行ったのか整理してみましょう。

映画『SE7EN』の場合

キリスト教の教えを信じきったジョン・ドゥというサイコパスが、キリスト教の「七つの大罪(傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲)」に見立てて、次々と猟奇殺人事件を引き起こします。

映画『ミュージアム』の場合

雨の日に、カエルの覆面を被ってカッパを着た”カエル男”と呼ばれるサイコパスが、無実の人間達をアート(作品)に見立てて、次々と猟奇殺人事件を引き起こします。

癖になる!?ミステリー映画史上、最も後味の悪いエンディング

この記事を書くに当たって、映画『SE7EN』に関する他の方の記事を参考にさせて頂く機会あったのですが、多くの方が口を揃えて言っていることがありました。それは「最も後味が悪いエンディング」ということです。言われて見れば、確かにその通りと言った感じです。

その理由は、猟奇殺人鬼ジョン・ドゥにより若手刑事ミゲルの妻トレイシーが殺害され、その首が夫ミゲルの元へ届くというもの。もちろん、直接トレイシーの首が映像に映し出されることはありませんが、首が入った箱の中身を確認したサマセットの顔がその事実を物語っています。そして、それを知ったミゲルはジョン・ドゥを前に怒り狂い、冷静さを失いジョン・ドゥを射殺。ジョン・ドゥを撃ったミゲルは警察に連行されてしまうのです。

この映画の後味の悪さの原因は、妻トレイシーが死んだことがではなく、話がここで終わることです。
例えば、警察に連行されたミゲルが数年後に釈放され、妻の死体が埋まった墓の前で号泣とか、せめてここまで話を続けてくれれば、観客も後味が悪いなんて思わなかったのではないでしょうか。そうすれば、妻が死んだことも100%真実だったと確信できますし。

先程も言いましたが、トレイシーの首が入った箱をサマセットが確認するシーンでは、”中身”の映像は一切映らないのです。大方、話の流れ的にほぼ妻トレイシーの首で確定なんですが、いまいちはっきりしなくて後味が悪い・・・。というか、モヤモヤが半端じゃない・・・。

しかし、このバッドエンディングは意外にも“全然あり”だと思いました。逆にモヤモヤで終わることによって、そこから先のストーリーを観客自身で描く楽しみもありますしね。ちょっと”癖”になりそうです。最後に犯人だけは明らかにするけど、そこに至るまでの数々の伏線をちゃんと解説しないサスペンス映画よりはずっと面白いです。

ちなみに、和製SE7EN『ミュージアム』は違います。主人公の刑事の家族が狙われるという点では一緒ですが、一瞬「ドキッ」とさせられるものの、最終的には妻も娘も助かります。そして、沢村本人も銃で撃たれはしますが、一命を取り留めハッピーエンドです。

(おまけ)何で刑事は雨に打たれたがるのか?

映画『SE7EN』を観ていて、どうしても気になることが一つだけありました。それは「なぜ刑事は雨が降っているシーンでは傘を差さないのか?」です。
これまでも、様々な映画やドラマで何度も見てきたであろうこのシーンですが、なぜか本作品を観て、人生で初めて気になってしまいました。それもそのはず。映画『SE7EN』では後味の悪いエンディングをほのめかすように、多くのシーンで雨が降り続いており、ミルズとサマセットは絶対に傘を差しません。

そう言えば、和製SE7EN「ミュージアム」でも雨が降っているシーンが多かったように感じます。こちらもまた、主人公の沢村は傘を差していませんでした。これは偶然なのでしょうか?

ここからは映画に全く関係が無いのですが、どうしても気になって仕方が無かったので調べさせて頂きました!!すると、案外納得できる回答を得ることができました。

映画『SE7EN』では、なぜ刑事は傘を差さないのか?

アメリカという国の文化だからです。これは刑事に限ったことではなく、アメリカ国民全体が傘を差さない傾向があるそうです。人によって理由は様々ですが、中には「持ち歩くのが面倒だから」と言った理由もあったそうです(笑)

和製SE7EN「ミュージアム」では、なぜ刑事は傘を差さないのか?

日本の警察官は服務規定上、制服を着ている最中は傘を差してはいけないという決まりがあるからだそうです。確かに言われてみればそうですね・・・。この中に“制服を着ている最中は”の中に刑事が含まるのかは、未だ闇の中です。

 

以上が、刑事が傘を差していない理由でした。
何かここから映画本編に話を繋げられるかと思いましたが、全然繋がりませんでした(笑)

まとめ

映画『SE7EN』を観て改めて思いましたが、昔からデヴィッド・フィンチャー監督が作る作品は面白かったんですね。皆さんも試しにネットで検索してみると、一度は必ず観たことがある映画に行き着くはずです。その数ある名作の中でも、映画『SE7EN』はかなり古株ではありますが、歴史を全く感じさせず抜群に面白いです。ぜひあなたの目で、デヴィッド・フィンチャー監督の才能を目に焼き付けて下さい!!

それでは、今日はここまで!ばーい!(^^)!

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